■ はじめに
私たちJR東海ユニオンは、平成5年3月15日の結成以来、「組合員・家族の幸せ実現」を最大の目標として、取り組んでいます。また、そのために「組合員による積極的な参画と団結」のもと、「組合員の雇用および労働条件の維持改善、経済的、社会的地位の向上と福祉の増進」とともに、「鉄道事業および関連事業の健全で民主的な発展」をめざして取り組んできました。
JR東海ユニオンは、JR東海の駅、乗務員、車両検査、線路保守・土木、建築、電力、信号通信などの各関係職場とスタッフ部門、病院で働く組合員で構成されており、2008年9月現在、15,800人(JR東海社員の約90%)の組合員が加入しています。
「JR東海ユニオンとはどんな組合か」を理解していただくため、ここにそのあらましについて簡単にご案内します。
■ JR東海ユニオンの綱領
綱領は、組織としての運動の基本スタンスです。JR東海ユニオンは、組合員の利益を第一義とする「労働組合主義」を基調としています。
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1
私たちは、組合員の利益を第一義とする労働組合主義に基づき、労働条件の維持改善
を図り、経済的、社会的地位の向上、福祉の増進に努める
2
私たちは、個人の尊厳を守り、外部の支配介入を許さず、自由と公正、民主主義と社
会正義を基本とした自主的で開かれた組織運営により、労働組合の発展に努める
3
私たちは、企業の持つ社会的使命を自覚し、社会への貢献を図り、常に新しい時代に
即応した創造的な活動を通して鉄道産業の発展に努める
4
私たちは、理念を同じくする国内外の労働者と連帯し、基本的人権を尊重し、自由、
平等で平和な社会の実現に努める
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■ JR東海ユニオンの主な活動
JR東海ユニオンは、正式名称を「東海旅客鉄道労働組合」といい、JR東海社員の約89%が加入しています。
私たちは、労使が協力し会社の発展に努力することが労働条件の向上と雇用の安定につながるという認識のもと、JR東海会社と「会社の発展と社員・家族の幸せの実現をめざすことを目的とした「労使共同宣言(新宣言)」を締結しています。
JR東海には5つの労働組合がありますが、「労使共同宣言」を締結しているのは、唯一、JR東海ユニオンだけです。
私たちの活動は多岐にわたり、賃金や職場環境などの改善はもとより、より働きやすい職場づくり、会社づくりを目指し、組合員の視点から見た「政策提言活動」の推進、さらには、医療保障、老後保障などの国の施策・制度にかかわる問題の解決のため、ナショナルセンター・連合などの取り組みにも積極的に参画しています。
また、多様化する組合員のニーズに応えるため、「ライフプランの構築」を大きな柱の一つとし、その一環として各種ボランティア活動にも組織を挙げて取り組んでいます。
■ 私たちの組織の構成(分会の活動こそが運動の基盤です!)
JR東海ユニオンは、「JR連合」という産業別労働組合に加盟し、全組織を統括する「中央本部」のもとに、5つの「地方本部」と3つの「総支部」を置き、主として様々な地方課題の実現と組織拡大・強化に取り組んでいます。
地方本部と総支部のもとには、「支部」、さらにそこには「分会」があります。JR東海ユニオンは、この分会の活動こそが運動の基盤と位置づけています。分会は原則として職場単位で設置しており、主に次の任務を担当しています。
(分会の主な役割)
@ 組合員の意見・要望を把握し、地方本部・総支部、支部へ反映する。
A 労働協約の履行を監視し、地方本部・総支部、支部との連携により働きがいのある職場づ
くりをめざす。
B 中央本部の大会方針に基づき必要な活動を行う。
C 地方本部・総支部、支部から指示された業務を履行する。
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【参考】JR連合とは?
JR連合は、JRグループを代表する「産業別労働組合」です。
産業別労働組合(一般には「産別」と言います)とは、企業別労働組合(一般には「単組」と言います)が同一産業内で結集した労働組合の連合体のことを言います。
産別は、単組が結集した組織力を背景に、産業政策の策定・推進などを通じて、私たちの労働条件や取り巻く生活環境の維持・向上を実現する役割を担っています。
JR連合は、JR内で唯一、自由で民主的労働運動を展開している産別であり、ナショナルセンター・連合や交通運輸部門全体の労働組合が結集する交運労協などの運動を積極的に推進し、その中でも重要な役割を果たしています。
現在、JR連合は、JR7単組、JR関連グループ71単組、組合員数約75,000名で構成されており、地域における活動推進のために、地方協議会、県協議会、地域協議会を設け、関係労組間が連帯し、活発な活動を展開しています。
なお、JR内には、他にもJR総連、国労といった産別が存在しますが、JR総連は、国会の場で警察関係者や大臣から「過激派組織・革マル派が浸透し、影響力を行使している」と指摘されるなど、革マル派(革マル派とは、暴力を厭わない過激派組織。詳細は注記参照)との関係が明らかにされており、現在も公安当局の調査対象となっている組織です。また、国労は、「国鉄労働組合」という正式名称が示すとおり、旧国鉄時代の悪しき労働運動を未だに引きずっており、組織内に存在するいくつかのセクト組織が激しい内部抗争を繰り返し、今や空中分解寸前の状況にあると言われています。いずれにしても、この2つの組織とも労働界の中では異質な組織と見られています。
※注 「革マル派」とは、過激派組織の一つ。マルクス・レーニン主義に立ち、世界同時革命を目指し、その手段として暴力を厭わない過激な組織。その労働者組織は基幹産業の労働組合に浸透しており、JR総連には特に力を入れていると言われています。
1970年代以降、同じ過激派組織の中核派や革労協と内ゲバを繰り返しており、JR発足後、多くのJR総連関係者が「革マル派活動家」とされ中核派等の襲撃に遭い、命を落としています。
■ 私たちの中期目標「ユニオントライ」
平成20年の第17回定期大会において、これまでの中長期目標であった「ユニオンプラン」に代わり、私たちの新たな中期目標「ユニオントライ」をスタートさせました。
振り返ると、私たちは平成10年に向こう10年の目標として、全組合員の自主的参画により「ビジョナリーユニオン(展望を持つ労働組合)」「ハートフルカンパニー(やさしい会社)」の実現をめざす「ユニオンプラン」を掲げました。まさにこの10年間の活動は「ユニオンプラン」の具現化そのものであり、活動を通じ、「ユニオンプラン」の精神は組織内に着実に浸透してきたと言えます。
そして、私たちはこれまで2年間かけて、JR東海ユニオンが向こう10年間に取り組むべき運動の理念や具体的項目について組合員との討議を通じて議論を展開しました。その結果、新たな中期目標【ユニオントライ】を策定するに至りました。
私たちはこれまでの10年間の運動で培った「ユニオンプラン」の精神を決して忘れてはなりません。
新たな目標【ユニオントライ】は「ユニオンプラン」運動の成果の上に立った新たな運動である必要があります。
水は流れ続けなければすぐに腐ります。組織もまさに同様であり、私たちJR東海ユニオンはこれからも弛まぬ発展・進化をしていかなければなりません。
【ユニオントライ】という名称には今後も挑戦(=トライ)する組織であり続けようという思いが込められています。
ユニオントライには各級機関、そして組合員の役割が明記しています。組織を創りあげる主体は組合員一人ひとりです。
新たな中期目標である【ユニオントライ】に基づく新たな運動を創り上げるのはまさに組合員の皆さんです。
組合員全員がそれぞれの立場で運動に参画する「全員参画」で新たなユニオン運動を創り上げていきましょう!
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